作家チーム会合・2005年春
4月18、19日の両日、年1回のローダン作家チーム会合がラシュタットにて行われた。
ドイツやオーストリア各地に住むローダン作家たちが一堂に会することはごく稀である。もっとも、クルト・マール存命時のように大西洋を渡る必要はないし、以前ヴルチェクが書いていたように、電話やFAX、電子メールの普及で情報交換自体は容易になった。それでも10数名のメンバーがブレインストーミングをくりひろげるには、この作家会合は貴重な機会なのだ。
掲載された写真を見た限りでは、今回の参加メンバーは、草案作家のフェルトホフ、編集部のクラウス・フリック、ザビーネ・クロップをはじめとして、ホフマン、エルマー、ヘーンゼル、アントン、カストル、ルーカス、ボルシュ、今回初参加のミハエル・ターナー、OB代表(?)フランシスの計12名。
注目の議題は18日がアトラン・ヘフト関連で一部メンバーのみ参加。そして19日が本番のローダン・ヘフト関係で、スターオーシャン・サイクルのラストスパートと2300話からの新サイクルの設定検討が行われた。
どんな感じで討論がくりひろげられるのかは、過去に巻中レポートに掲載された『ペリー・ローダン工房から――カオターク・ミーティング』で紹介されている……ややカリカチュアというか悪ノリしたレポートだが、たぶん、あんなものだろう。
〔以前ファンジンに訳出したものを、近日中に手直しして公開予定〕 ※6/5追加
Logbuchによれば、新サイクルは〈テラノヴァ〉に決定したらしい。素直に考えると「新テラ」の意味であるが……。星海サイクルではちらりとかいまみられただけの〈平和ドライバー〉機構や、トラドム帝国サイクル終盤で姿を消したアラスカ・シェーデレーア、それに《ソル》がむかったはずのハンガイ銀河に誕生しつつある〈負の球体〉等、2500話へ向けて盛りだくさんのストーリーになる、はずである。
星海話がいろいろと不評も呼んだだけに(まだ終わってないが)、テラノヴァ・サイクルには期待したいところだ。
■公式Logbuch: Trendmeldung von der Autorenkonferenz (リンク切れ)
■ペリー・ローダン工房から(6) 『カオターク・ミーティング』
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