ラスヴィッツ賞2013受賞作発表
6月15日付けクルト・ラスヴィッツ賞公式サイトで、2013年版受賞作品(2012年初版刊行物が対象)が発表された。受賞式は、11月9日にドレスデンで開催されるペンタ・コンにて執りおこなわれる。
今回も、ノミネート作一覧込み。括弧内の数字は得票ポイントである。
■長編部門 Bester deutschsprachiger SF-Roman:
1. Dietmar Dath / Pulsarnacht / パルサーの夜 (103)
2. Andreas Brandhorst / Das Artefakt / アーティファクト (94)
2. Oliver Henkel / Die Fahrt des Leviathan / リヴァイアサンの航海 (94)
4. Frank W. Haubold / Die Gänse des Kapitols
/ カピトリーノの鵞鳥(神々の黄昏第1巻)(70)
5. Chris Schlicht / Maschinengeist / 機械の魂 (54)
6. Michael Marrak / Das Königreich der Tränen / 涙の王国 (53)
7. Richard Dübell / Toufec / トウフェク(ローダン2659話)(39)
8. Pia Biundo / Alle Zeit der Welt / 世界のすべての時間 (33)
9. André Pilz / Die Lieder, das Töten / 唄と殺しと (32)
10. Markus Stromiedel / Die Kuppel / ドーム (30)
X. 該当作なし(6)
■短編部門 Beste Erzählung:
1. Klaus N. Frick / Im Käfig / 檻の中 (114)
2. Michael Marrak / Der Kanon mechanischer Seelen / 機械的魂のカノン (80)
3. Michael K. Iwoleit / Zur Feier meines Todes / わが臨終祝い (79)
4. Marcus Hammerschmitt / Der Ethiker / 倫理学者 (77)
5. Heidrun Jänchen / Stadt in der Steppe / 草原の都市 (70)
6. Karsten Kruschel / Teufels Obliegenheiten oder: Der gewaltsame Frieden
/ イビルス・オブリージュ あるいは 力任せの平和 (62)
7. Matthias Falke / Der Bruch der nordwestlichen Stelze / 北西の竹馬の破壊 (49)
8. Thorsten Küper / Rekonstruktor / 再建 (42)
9. Carsten Steenbergen / Im Auftrag der Krone / 冠の命を受けて (39)
10. Dirk Röse / Mondpräsidentin / 月の女大統領 (16)
■海外作品部門 Bestes ausländisches Werk:
Ted Chiang / Die Hölle ist die Abwesenheit Gottes
/ 地獄とは神の不在なり(オリジナル選集)(139)
今回は……前回とちがって、これといったご贔屓の作品があったわけではないので、ああ、やっと発表になったか、程度ではあったのだが。
短編部門。マラク、イヴォライト、ハマーシュミットら常連をさしおいて、ローダン編集部の長であるフリックが受賞って……どんなんや(笑)
■クルト・ラスヴィッツ賞公式サイト:www.kurd-lasswitz-preis.de
ディスカッション
コメント一覧
最新話のたまご型細胞活性装置ですが、「それ」すらコピーできるんだから、リニア空間魚雷()すら開発するオンリョン人の超科学なら作れてもおかしくない気がしますw
ラスヴィッツ賞と関係ない話ですみません。