超空間をこじあけて 待機編
■147p
原文:
Irgendwo in Imperium-Alpha warteten Perry Rhodan und Reginald Bull auf den entscheidenden Moment, sich ebenfalls zu der Raumstation transmittieren zu lassen. Die Wissenschaftler, die den ersten Versuch mit Kobold unternehmen sollten, waren bereits dort.
#決定的瞬間に地球に逃げかえる予定……ではない。
■148p
原文:
“Was halten Sie von Paradies VII, Irmina?” fragte Balton Wyt gerade und streichelte zärtlich über den Arm der hübschen Mutantin. “Ich meine, ein Urlaub täte uns allen gut. Wenn wir das alles hier hinter uns haben, könnten wir doch mal darüber reden.”
#いっしょに休暇をすごす仲でありながらつれないそぶり……なわけではない。イルミナの名誉のために、そこんとこ、よろしく。
原文:
“Sicher, so gesehen haben Sie recht, Balton. Aber, um ehrlich zu sein, ich kann jetzt nicht an Urlaub denken. Außerdem könnten uns die Laren eine Strich durch die Rechnung machen – immer vorausgesetzt, ich würde auf Ihren Vorschlag eingehen. Galuben Sie nur nicht, man wurde sich nicht auch von der anderen Seite aus für mich interessieren.”
#einen Strich durch die Rechnung machen は、だれかの計画を不可能にする、という熟語。
#訳文だと、なんだかイルミナ、なにも考えてないみたい……。とゆーか、バルトンとラール人を天秤にかけてどうする(笑)
■149p
原文:
“Wer sind die Unverschämten, Irmina? Es sollte doch jeder endlich begriffen haben, daß nur ich es bin, der Sie verehrt und liebt. Na schön, dann schlage ich Ihnen ebenfalls einen solchen Vertrag auf Zeit vor. Willigen Sie ein?”
#jeder……みんなが、わかってくれなくっちゃ、である。そうしたら、邪魔な求婚者なんか出てこないのにと、バルトンは言いたいと思われ。
原文:
“Halt den Mund!” rief Balton Wyt und wölbte seine gewaltige Brust ein Stück weiter vor. “Das war alles vor Irminas Zeit.” Er schüttelte drohend die Faust.
#同時に何人もプレイボーイしてるわけでないといいたいらしい。一応、バルトンの名誉のために。
#マガン訳:ぜんぶイルミナ紀元前のできごとじゃないか。
原文:
Wenn ich noch rechnen und zählen kann, dann ist sie mit der Plattform jetzt nur noch vierzig Millionen Kilometer von ihr entfernt.”
Der Hinweise hatte gesessen.
#指摘に一理もなにも、数字がちがっている。「太陽から」von ihr の距離を述べているのだが、訳文だと地球からの距離のようだ。
以下は、試訳以降の文章から:
■150p
試訳:
スクリーンが明るくなり、ペリー・ローダンの顔があらわれた。
「そろそろよかろう、準備にかかろう」
ロルヴィクが目をさまし、
「大執政官、いつから詩をひねるように?」と、ねぼけまなこをこすりながらたずねた。
#原語は”Es ist soweit, macht euch bereit.”。 期せずして韻を踏んでいる。ま、これは無視する方がふつうか。
■151p
試訳:
「コボルトが発生させる五次元エネルギー単位だが、きみの見解では、転送効果を保証するに足るのだな?」
「自信があります。それどころか、実際のエネルギー量は予期していたより高いという計算結果が出ています。あるいはコボルトの質量、思っていた以上に大きいのかもしれません。最終結果はまだ出ておりませんが」
「だが、エネルギーは充分だと?」
「まちがいなく!」
#コボルトのエネルギーで転送機を動かすのだ。影響しないと困るぞ。
■152p
試訳:
フィオラ博士はローダンと並んでブリーに歩みより、
#いままで博士はローダンと会話していたはず。
なんというか……読みにくいわけである。つじつまあってないんだから。
他に『雷神基地』でも、フリィルが雌であるとか(ボクっ娘?)、カルトプはテラへの協力を断った結果たびかさなる尋問にさらされたとか、困った話はいくらでも出てくる。
こんなやっつけ仕事してたら、読者はどんどん減っていくぞ~。
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