やっぱ安心できねえ……
せっかく買ってきた『第一具象』、ちゃんと読もうと思いつつ、ついつい辞書片手になるのは悪いクセなんだけど……をぃいいいいっ。
GrIko-Netzは「重力定数=知性《修復》ネット」だろう、とか、いまさら云うつもりもないけど。云ってるけど(笑)
あの頃、ほとんど積ん読のままだったからなあ……。
■p9
×額とこめかみ
○額とうなじ
グリコネットの図解って見たことないけど、横と縦と、バンドが交差してるんじゃなかろうか。Nackenは頸のことだから、顎の下かもしれないなあ。
■p10
×調整したつもりだが
○調整が成功したなら、まあ、まぐれだな
成功したら、そりゃ偶然(Zufall)だよ、と、やる気があるんだかないんだかわからないアラスカ。
■p13
×ほんとにだいじょうぶですか?
○なにが、危険などあるものか、ですか!
思わず云っちゃった、なので、ほとんど悪態である。
あと、こう訳すためには、p10の「だいじょうぶだ」を「あるものか」としておくべき。ここの原語は Keineswegs だから、どっちの訳でも意味は通る。
■p14
×カピンの断片に干渉するインパルスを発した
○ある種のインパルスをカピン片へと誘導した
発信者は、次に議論のまとになるやつ(小陛下)である。
しかし、まあ、こうなっちゃったのも、たいした偶然だなあ(笑)
■p15
×異質で強力な放射が、一度だけあった
○異質で強力な放射といえば、ただひとつ
常時発信中、なんじゃないか? まだ本稼働じゃないだけで。
他はともかく(良くないけど)、ここ誤訳したらまずかろうに。
×増幅したのかもしれない
○増幅したとほぼ確信している
■p16
×
「ろくなことが起きないな」
「この話はここまでだ!」
○
「この装置には、俺たちみんな期待してたのに」
「だが、それもこれまでだ!」
がっかりさんなところで、アラスカが実験の正当性を主張。
×
「調整をしなおせばいいだけで」
「どうやって正しく調整するつもりだ」
○
「あとは、ちゃんとした調整さえほどこせば」
「ちゃんとした調整機器もなしにどうやって?」
しかし、机上の空論だった!(笑)
×
「検査に適した装置があります」
「ほんとうに適切なのか?」
「不安は理解できます」
○
「わたしの船の装置で、調査できるかも」
「あんたの装置、たぶん、規格が合わんだろう」
「承知のうえです」
…………。
と、いったあたりで、ギブアップしたわけだ。
その他、こまかいとこではカウクがフライングボディプレスをかましても効かなかったとか(苦笑)、もう少々あるわけだが、そのへんはどーでもいいや(を
黒い材質とか、正しい訳文の解釈に異論ふっかけとる場合じゃないなー。おーい、なんで会話になると突然超訳なんだー。ちょっとこのデキはいただけないぞー?
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お疲れ様です
次も楽しみにしてますw