308巻『アンドロ・ペスト』読了
2月の新刊、ハヤカワ版308巻を、ようやく読了した。著者は前半「アンドロメダの危機」がウィリアム・フォルツ、後半「アンドロ・ペスト」がH・G・エーヴェルス。訳者は赤坂桃子氏。
前巻からひきつづき、PAD禍のアンドロメダへの拡大を阻止すべく力を尽くすティフラーたちの活躍……と思ったら、いきなり舞台はルックアウト・ステーション。しかも、すでにPADに感染していたりする。ハイパー通信は、ミッドウェイまでは届かないようなので、最悪の事態はまだ避けられているようだが――。フォルツはやっぱりフォルツというか、前話であやしいゴシュモ・カン主従が登場したと思ったら、今回はルックアウトに巣くう等身大ネズミ型ゴミ漁り種族が(笑) いやー、グッキーはまだちっこいからいいんだけど、体長2メートルのネズミは……怖いんじゃないかな?
後半の「アンドロ・ペスト」は、完全に幕間劇だし。明らかにタイトル負けしてることは知っていたので、まさかこっちを308巻の表題にするとは思わなかった。だいたい、バクテリアがPADに感染したって……そこまでいったら、銀河文明はとうに崩壊していると思うのだが。
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