311巻『盗まれた脳』発売
ハヤカワ版5月の新刊『盗まれた脳』を本日、店頭にて捕獲した。著者は前半「時間改変」がエーヴェルス、後半「盗まれた脳」がクナイフェル。訳者は五十嵐洋氏。
PAD編最終話の前半は、惑星D=ムナーを舞台に、未来をポジティヴに変えるため、ローダンIIを射殺ではなく「くびり殺す」((c)マガン)ため、ローダンとアトランがシナリオを微妙に(?)変更しつつ、ドッペルゲンガーを狩りたてる。
一方の後半では、突如「ローダンは敵だっ!」とか言いだしたコル・ミモの扱いに苦慮した太陽系帝国首脳部の面々がガンクビそろえて無い知恵をしぼる……だけではない。タイトルのとおり、ついに〈脳オデッセイ〉のはじまりである。
それにしても、宇宙チェス・サイクルは、前話からの申し送りが実に機能していないストーリーが展開されまくりだが、今回も、けっこうキている。マルコル・デ・ラパルの素性とか、伏線ナシでいきなりだもんなあ。
あと、余談だが、これで当分のあいだローダン(の肉体)は本編に登場しないのだが。依光先生、表紙絵どうされるのだろうか……。
さらに余談:PGTは錬金術だったのか…… >等価交換
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