361巻『死者たちの声』読了……(T^T)
ハヤカワ版361巻『死者たちの声』を読了した。前半「死者たちの声」が著者ヴルチェク、訳者・青山茜さん。後半「オヴァロンへのメッセージ」が著者エーヴェルス、訳者・増田久美子さん。
今回は、前話にひきつづき、新アインシュタイン帝国が援軍をもとめて右往左往する話2編……である。
マークスに1000年も前の同盟の履行を求めに宇宙駅ルックアウトまでテケナーが出向く前半と、やっとこさ完成した音声だけ通じる(はず)のダッカルカムでグルエルフィンにヘルプを叫ぶ後半と。どちらも、相手側種族の新世代台頭のために失敗するわけだが。これってテラをアフィリカーが乗っ取ったのと相似なのかしらん。
マークスの新世代が、後の(無限艦隊サイクルあたりの)影マークスにつながるエピソードと言えるとか、オヴァロンの死って、活性装置の変調のせいって本文どこにも書いてなかったっけ?とか、まあ、いろいろあるのだけど、そのへんはさておいて、今回一番言いたいポイント。
むかぁし昔、『エスタルトゥへの道』という同人誌で、オヴァロンの最期のセリフ、lebt wohl, Freunde! を「真に生きるのだ、友よ!」って大誤訳かましたやつがいたんだけど。つーか、わたしのことだけど(爆) ※F-Aktor版ごやてんにてカミングアウト済み
だからこそ、今回はプロのお手並み拝見なわけ、だったんだ。今生の別れを、ストレートに「さらば!」にするか。「達者でな!」じゃ時代劇か。「武運長久を祈る!」は翻訳として可能だろうかwktk(をひ)等々……思い切りスカされたよっ。
辞世の句
では 元気で 友よ
オヴァロン
キャラへの愛も文脈への理解も何にもないのか、君ら。単なる翻訳マッスィーンだなorz
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