近況:2019/10/08

メモ

近況並びにサイトのアップデートのお話など。

積ん読の崩しかたがめちゃくちゃなので、いまごろようやくフォードの『雪降る夏空にきみと眠る』を読んでいる。冬眠してえ……と思ったことのある人は少なくないと思うが、実際に冬季休眠期間がある文明ってこーゆーふーになるのかねぇ。でも、雰囲気が合うのか楽しませてもらっている。
同時に買った『三体』はとっくに読了している。こちらはさえない中年の科学者である(はずの)主人公が予想外に主人公していてひきこまれた。ゲーム〈三体〉があーでこーで……と語ってしまい、「そーいやセンセ、三国志とか古代中国モノお好きでしたねえ」とマガンに苦笑された。いや、世界史全般、広く浅く好きよ?(笑)
クリング『クオリティランド』は、ドイツSFを扱うサイトとしては取りあげねばと思っているのだが、なんというか。おもしろいっちゃおもしろいのだけど、これがダブルクラウンといわれると、うーんとなってしまうのだった。うまくまとまらないが、そのうち記事として上げるつもり。
その他話題のSFとしては、ハーネス『パラドックスメン』と伴名練『なめらかな世界と、その敵』を購入している。前者は、ワイドスクリーンバロックの本家にふさわしく、息をもつかせず、あれよあれよという間に話が進んでいく。ただ、予定調和的というか、記憶喪失の主人公は基本、状況に流されているだけのような気がしないでもない(笑) そして後者は、SNS等眺めると絶賛の嵐なのだが、個人的に合わなくて中途で断念してしまった。わくわく感が足りないのよ、そういう作品じゃないとは思うんだけど。

さて、サイトのアップデートについてだが。
ブログではなく、固定ページの方でサルベージを開始した。メニューの「PRSとは」からどうぞ。

とはいえ、まだ実質的に、サイクル一覧と基礎アルコン語講座の増補改訂版しか復活していないのだが。まだWordpressを十全に使いこなせていないので、作家一覧とかはpdfファイルにするしかないかな……。
ま、あまり期待しないでほしい。
rlmdi.がサイトを閉じてしまったので、ホントは『エスタルトゥへの道』三部作もこちらで復活させたいところだが、もうすぐハヤカワ版が届いちゃうしねえ。あと中絶している『無限架橋』……。
マガンみたくきっちり作り込むのは向いてないので、過去の蓄積といっても、実はそうたいしたものではなかったり。でもまあ、あと何年できるのかわからないけど、こんなサイトのひとつくらいあってもいいんじゃないかと思っている。いましばし、お付き合いいただければ僥倖である。

Posted by psytoh