3000話のおまけ企画

ニュース, ローダン

年も明け、ギリギリまで内緒にされていた2999話までのタイトルも判明し、いよいよ3000話到達を目前とした昨今。
本編のおまけと、Webでのおまけ企画が公式サイトに掲載された。

先頃Logbuchに投稿された草案作家ファンデマーンの“読者の要望にお応えした、暴力もアクションも完全にオミットした”〈ピース、ジョイ、パンケーキ〉サイクルとやらを見ると、3話分使って銀河平和祭とか繰り広げる莫迦話である。むしろ(批判的な)読者のこと皮肉ってんじゃない?と感じないでもない。
#「ピース、ジョイ、パンケーキ」という言い回し自体が、ベルギーの脚本家・批評家の書いた、“最後にはお決まりのピース、ジョイ、パンケーキ、はい拍手”という文章に由来するっぽい。
1/11追記:こんなおふざけ企画、2回目ホントにあったよ……。10話かけてローダン5000歳の誕生パーティとか……ハァ……。

相方のモンティロンも、公式フォーラムでアトピック法廷サイクルで棚上げにされた謎について突っ込んでいる発言に、「それはもう終わったことだから」みたいなレスをわざわざつけていて、ああ、批判されるのがよっぽどイヤなんだなあ、だったらもうちょい整合性のあるプロット作ればいいのに、と思ったものだが。
ジェネシス・サイクルも、登場人物たちの動機やら意味ありげな行動の意味やらさっぱりわからない状況なんで、先行き不安なこと甚だしい……のは超さておいて(笑)

ローダン・ヘフト3000話『神話』は、巻中、月イチでペリー・ローダン=レポートとかが入る位置に、「新時代へようこそ!(Willkommen in einer neuen Zeit!)」なる12頁の小冊子が収録されるとのこと。
2000話の際には「太陽系政庁破壊計画」(アントン著)なるテラニア遊覧船を舞台にした短編が収録され、新時代のテラニア及び新造の太陽系政庁を紹介する運びとなっていたが、今回は作家ごとほぼ1頁程度の短編を執筆し、“人類の故郷”をめぐるさまざまな“神話”を提示すると同時に、おそらくカイラ時代の銀河系社会を読者に理解させる形になるのだろう。
執筆作家は、カイ・ヒルト、ウーヴェ・アントン、オリヴァー・フレーリヒ、フェレナ・テムゼン、スーザン・シュヴァーツ、ミシェル・シュテルン、レオ・ルーカス、フーベルト・ヘーンゼル、クリスティアン・モンティロンの総勢9名。現役ほぼ総動員である。
「太陽系政庁破壊計画」はストーリーもすっきりまとまっていて面白かったので、興が乗って全訳してしまったのは、長年rlmdi.にお付き合い頂いている向きにはご存じの方もおられよう。今回もそれくらいの力作を期待したい。

3000話は、公表された表紙絵(アルント・ドレクスラー画)が公式フォーラムではすごい勢いで酷評されている。まあ、部長島耕作とヤング島耕作くらい差があるので、無理もないというか(笑) 個人的には、絵柄より、1000話、2000話のような、物語を暗示するモチーフがまるで入っていない、ただ人物を並べただけみたいな構図がちょっとなぁと感じた(まあ裏表紙に期待w)。1000話単位号をまかされたということは、今後さらにメインをはっていく予定なのだろう、頑張れドレクスラー。

■公式Logbuch:FUNZYKLUS TEIL 1
■公式Logbuch:FUNZYKLUS TEIL 2
■公式New:EIN BESONDERER INHALT FÜR DEN JUBILÄUMSBAND

Posted by psytoh