亜鈴船の行方
来年2月9日にミュンヘンで開催されるローダン3000話記念イベントのプログラムが既に公開されている(下記リンクページ、左下のpdfファイル)のだが、そこにこれまで未公開の情報が記載されていることを、本国ドイツのファン・ブログで知った。
来年刊行が予定されているミニ・シリーズ、『ミッション《ソル》(仮称)』の予告である。
ローダン・ヘフトに登場する亜鈴船(ハヤカワ版だとダンベル船)は2隻。一方の《ジュール・ヴェルヌ》は(最近の、ハイテク関連が都合悪いときの定石通り)アトピック法廷サイクル序盤に撃沈され、表舞台から姿を消した。
そして、もはや伝説の宇宙船と化した《ソル》であるが、ネガスフィア・サイクルの閉幕から少し後(2600話の記述だと、1369年前後)に、ロワ・ダントン指揮のもと、未知のミッションへと出発して、そのまま消息を絶ったという。100年音信不通なので、公式にロスト扱いとされた。
その後、アトラン捜索にワンダラーを訪れたブルが、スーザンの投影体から、《ソル》のミッションは失敗し、ロワは父の助けを必要としている、という超漠然とした情報だけを得たのが2779話。
もっともその時点で父ローダンは、“未来のエクピュロシス実行犯”としてアトプに追われる身であり、死んだり復活したり多忙を極めたあげく、エイリス枯渇の影響で〈それ〉も消息不明となり、追加情報ナッシングで、手の打ちようがないのが現状だ。
ここで、ミニ・シリーズ『ミッション《ソル》(Mission SOL)』の登場なわけだ。
問題は内容で、《ソル》を探すミッションとなるのか、それ以前の、ロワが率いたミッションが描かれるのか、現時点では一切明らかでない。
まあ、たぶん後者だと思うけど……。
刊行時期・話数等も不明で、プログラム上の新企画予告コーナーは、
・新プロジェクトI:ミッション《ソル》の開始
・新プロジェクトII:伝説のバイオグラフィー
・新プロジェクトIII:暗黒惑星への旅
・最後にもうひとつ…サプライズ (←これこそ情報皆無w)
という順番なわけだが、IIがエシュバッハの長編(2月末)、IIIが暗黒惑星三部作(4月末~)となると、Iだけど一番最後で秋口から全12話コースかなぁ。
なにより不安なのは、現草案チームは主要キャラを次々と退場させているので、ロワ君もこれが最後のご奉公になったりしないかということなのだが……。
■公式Events:»PERRY RHODAN 3000«
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません