パンドラの箱再び
――というわけで。前回報じたポケットブック小シリーズ、続報である。
正式名称は「ペリー・ローダン:パン=タウ=ラ」。
出版形態は、これまでの3シリーズとは異なり、大判ペーパーバック(トレード・ペーパーバックというらしい)。新装版の刊行がはじまっている大群サイクルが同じ判型らしいが、ヘフト全話あるし、邦訳も出てるしで、購入していないので正確なところは不明だったり(汗)
また、これまでと一番異なるのは、全3巻であるということだ。大判かつ大増ページだそうなので、分量的にはあまり変わらないとのこと。ログブーフを執筆したフランク・ボルシュによると、作家3名中2名は「ローダン:レムリア」に参加した人で、3人目が誰かは次回のログブーフの目玉なのだとか。
内容自体については、前回に追加するような情報公開はないに等しいのだが、すでに公式サイトのBBS・銀河フォーラムでは、この小サイクルが本編のどのあたりに相当するのか、どんな話になるのか推測がとびかっている。
以下、余談:
《パン=タウ=ラ》とは、力強き者バルディオクが使用していた胞子船。胞子船は、「やわらかい金属」アレナントで造られた、直径1126kmと小型の月ほどもある巨大な球形艦で、コスモクラートの協力者が生命・知性を播種する過程で、搬生素――オン量子とノオン量子――の散布に用いる。
《パン=タウ=ラ》は200万年ほど昔に、時知らざる者の同盟を裏切ったバルディオクによって盗まれた。バルディオク自身は叛逆の試みが露見し肉体消却刑に処せられたが、胞子船の所在は長く秘密のままだった。西暦3586年、《パン=タウ=ラ》はコスモクラートのロボット・ライレによって、内部で無秩序に誕生した搬生素生命体の拡散を防ぐため、最終的に超空間へと封印された。
なお、パン=タウ=ラの名称は太古の地球にも伝わり、パンドラの箱の伝説の由来になったともいう。
■公式Logbuch: Die »Drei« (リンク切れ)
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