Rhodan Extra 10 発売

ローダン

去る3月10日付けで、Perry Rhodan-Extra 10 が発売されている。

Extraの1号が刊行されたのが2004年9月のこと。メインディッシュである長編『人類調査隊』は、まだ記憶に新しい(当時)ヘフト2200話『星の私生児』に、とある異星人視点からのプロローグとエピローグをプラスして焼きなおした代物だったので、「この企画だいじょうぶかいな……」と思ったものだ。幸い、好評だったようで、年1回の刊行からまもなく年2回刊で定着し、気がつけば5年半である。

さて、今回の目玉はベルンハルト・ケムペン著の長編『エスタルトゥの息吹(Hauch der ESTARTU)』。表紙イラストが《ソル》であることと考え合わせ、ロワ・ダントン指揮のもと現在消息不明の亜鈴船(ダンベル船って、個人的にちょっち……ソルセルが円盤みたいなんだものw)のその後である可能性は高い。
……のと、ファン・シリーズ〈ドルゴン〉では、およそ2000話あたりの時点で、局部銀河群を含む戦争の舞台ともなっている十二銀河の現状が、はじめてオフィシャルに語られるかもしれない。ヘフト本編では、転送機回廊で銀河系近辺と結ばれていながら(ハイパー・インピーダンス後は脱落必至)、ハマメシュ禍以降さっぱり言及されなかったエスタルトゥであるから、どう料理するのか少々いじわるく期待している。

付録CDにおさめられるサウンドドラマ(朗読とも言う)はフーベルト・ヘーンゼル作の『マーズ・ヴィジョンズ(Mars-Visionen)』。その他、懸賞ゲームや、ポストカード・コレクションが収録されているそうだ。
ちょっと笑ってしまったのが、このポストカード、これまで刊行されたExtra10冊の表紙イラストらしいのだが、そのうち2枚がランダムで付いているという。全クリするまで買うつわものはいる……んだろうなあ、やっぱり(笑)

■公式News:PERRY RHODAN-Extra mit doppeltem Extra (リンク切れ)

Posted by psytoh