パン=タウ=ラお試し版
ハイネ社から11月より刊行が予定されている「ペリー・ローダン:パン=タウ=ラ」。第1巻『生命の戦士たち』のトライアル版がインターネット上で公開された。同内容のものが10/28発売の2306話にも掲載されるらしい。
物語の年代は、新銀河暦1341年4月――テラノヴァ・サイクル開幕の時点から遡ること3年足らず。
冒頭、いきなりローヴァーによる《パン=タウ=ラ》侵攻からはじまるストーリーは、確かに度肝をぬく。「?」の嵐である。
まず、900話台の宇宙城と物質の泉をめぐる戦いのすえ、銀河系の辺鄙な惑星アルキュラIIにおいて平穏な生活を見いだしたローヴァーが、二派に分かれ壮絶な戦争をくりひろげているというが、それはなぜか。
ライレによって超空間に封印された《パン=タウ=ラ》が攻略の対象となるのはなぜか。ハイパーインピーダンスの影響で通常空間に転落したのか。
そして、現在の状況で、《パン=タウ=ラ》の封印地であるアルグストゲルマート銀河までの2億光年を、ローヴァーはどうやってこなしたのか。
さらに、銀河系でもくりひろげられる同士討ちの余波は、オクストーン人の本国艦隊を壊滅させたという。あのオクストーン人をである。まあ、宇宙船は普通かもしれんけど(笑) はたして、どんな兵器が用いられたのか。
しかも――その際、テラ政庁首席ペリー・ローダンは不慮の死を遂げたというのだから、これはもうきわめつけの「?!」である。まさか、ローダン、再び《パン=タウ=ラ》の地(?)を踏むのか?
ともあれ、このタイミングでこのネタは、あるいはテラノヴァ艦隊の正体の一部は、こちらのペーパーバック・シリーズで明かされる可能性も皆無ではない。今回のミニ・シリーズも先行き楽しみである。
お試し版を入手したい方は、以下のリンク(VPMの親会社であるハイネの、さらに親企業グループ・ランダムハウスのサイト)の右下、「Zur LESEPROBE」をクリック!
■Random House: Pan-Thau-Ra 1: Die Lebenskrieger (リンク切れ)
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