新作家:ヴィム・ヴァンデマーン
2391話『暗黒時間』からレギュラー陣に参加するヴィム・ヴァンデマーン。d-info等ではすでに数回登場している名前だが、ゲスト作家扱いかと思っていたら、この春の作家会合にも参加していた。れっきとした基幹作家だったわけである。
ヴィム・ヴァンデマーン(Wim Vandemaan):
本名ハルトムート・カスパー、1959年、ルール地方の都市ヴァンネ=アイケル(75年にヘルネ市に合併吸収された)に生まれる。学業終了後(博士号を取得していることはわかっているが、何の博士なのかは不明w)税務署職員、リューマチ施療院など職を転々とした後、教育学者としてポーランドの高等学校などで教鞭ととった。現在は故郷であるノルトライン=ヴェストファーレン州で教職についているもよう。妻とふたりの子どもとともにルール北部のゲルセンキルヘン在住。
ローダンとのファーストコンタクトは8歳のとき、当時刊行されていたコミック版から入ったという。2001年からはヘフトの中綴じ記事であるペリー・ローダン・ジャーナルに科学記事等を寄稿している。
作家としては、2005年のアトラン新シリーズで2編を執筆したのがデビュー。ヴァンデマーンのペンネームもこの時から。「ペンネームは、表紙イラストやLKSとおなじくローダン・ヘフトの一部だから」というポリシーらしく、寄稿記事は依然本名による。
2006年にアトランのペーパーバック版レプソ・サイクルで第1巻『死人ダイバー』を担当。また、2007年にはローダン・エクストラ4で『アンドロメダ記念碑』を執筆。これが最初のローダン作品となる。
ローダン関係以外の執筆経験がない作家というのは、逆に昨今ではめずらしい(プロパーなローダン作家という表現ができるかはさておいて)。すでに年末から開始されるペーパーバック版『アラスの毒薬』で4巻を担当することも決定している。これからの活躍に期待したい。
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