ラスヴィッツ賞2010ノミネート作
Phantastik-NewsやSF-Fan.deの情報によると、クルト・ラスヴィッツ賞2010年のノミネート作品が発表された。前年に発表された作品が対象となり、6/15までに投票が行われる。有権者はドイツ語圏のSFプロパー210名。
長編部門:
Andreas Eschbach / Ein König für Deutschland / ドイツに国王を!
Matthias Falke & Michael Knoke / Der Virenplanet / ウィルス惑星
Oliver Henkel / Im Jahre Ragnarök / ラグナロックの年
Karsten Kruschel / Vilm / ヴィルム
Uwe Post / Symbiose / 共生
Frank Schätzing / Limit / リミット
Michael Marcus Thurner / Turils Reise / チュリルの旅路
短編部門:
Karina Èajo / Der Klang der Stille / 静寂の音色
Matthias Falke / Boa Esperança / ボア・エスペランサ
Jan Gardemann / Techne / テクネ
Heidrun Jänchen / Eine typisch anarchistische Handlung / 典型的無政府主義者の行動
Olaf Kemmler / Die Weisheit der Hydra / ハイドラの知恵
Ernst-Eberhard Manski / Das Klassentreffen der Weserwinzer / ヴェーゼルヴィンツァー校の生徒集会
Benedict Marko / Wie man sich ändern kann / いかにして人は変われるか
Niklas Peinecke / Klick, Klick, Kaleidoskop / くるくる万華鏡
Uwe Post / Vactor Memesis / ヴァクトール・メメシス
Wolf Welling / Fuckmanimal / ファックマニアル
その他、全部で8部門が用意されているが、今年はサウンドドラマ部門にはノミネート作がないとのこと。
長編の注目作は、もはや常連のエシュバッハ最新作と、ローダン作家ターナーの作品だろうか。また、最近、日本でも『深海のYrr』ほかが訳されて名が知れたシェッツィングの新作は、ネットでみると評価が極端に二分されていておもしろい。
短編は、なんというか、毎年アタリの短編集というべきものがあるようだが、今年もノミネート10作中、5作を『分子音楽(Molekularmusik)』(レースラー&イェンヒェン編、Wurdak社)収録作が占めている。短編はアイデア勝負でもあるし、内容見ないで仮題つけてると、まるで見当違いになりそうで、ちょっとこわいね(笑) あとでラテン語辞書発掘しとこ……
詳細や、その他部門の作品については後日――というか、また怒られそうだが、dinfoに丸投げしてしまおう。あ、ちゃんと手伝うから(爆) >マガン
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