307巻『マークス惑星応答なし』

ハヤカワ版

1月の新刊、ハヤカワ版307巻。著者は前半「ネーサン暴走」がクルト・マール、後半「マークス惑星応答なし」がウィリアム・フォルツ。訳者は天沼春樹氏。
PAD禍がレムール系諸種族以外にまで拡大し、さらなる混沌をひきおこす一方で、大使館惑星のマークスを介してアンドロメダまで伝播する危険性が浮上する……。
事態が深刻になる一方で、どうも前後の話のつながりがおかしい。アコンとの同盟締結は、なんとなく実現しているようだが、前話のヒキにあった、対ハルト戦争については言及がない。あと、これは前の巻を参照しないとわからないが、ローダンたち、まだ〈反それ〉の名前、知らなかったんだっけ?
とりあえず、このマークス話を乗りきれば、宇宙チェスPAD編もいよいよ怒濤の解決(?)編である。がんばれ~(ナニ)

Posted by psytoh