psytoh

ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (7)

800話ツッコミ連載、今回はモイクリナ編とその前後でお送りする。とりあげた数は少ないが、ちょっと原文が長めである。お付き合いいただくには我慢が必要かも。ハヤカワ版:(p219) テルムの女帝は第三惑星(現地名ドラクリオホ)でケルセイレーンの...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (6)

最後の誤訳チェック……とは、さすがに、まだいかない(笑)少し短いが、今回はミトラ編とその前後。ハヤカワ版:(p204)「テラにイカロスという少年の話があってね」原文:"Es gibt eine alte terranische Sage v...
ハヤカワ版

テル女:用語チェック (3)

最後の訳語チェックとなる。過去編は複数種族・幾世代にもわたるが、各々が短いから、こんなもんじゃろ。■ケルシル人 die Kelsiren男性単数が Kelsire 、女性単数(複数)で Kelsirin(nen) 、複数が Kelsiren...
ドイツSF

ラスヴィッツ賞ノミネート作に関して

すっかり放置気味だが、現在クルト・ラスヴィッツ賞2011年次が、2010年刊行の作品を対象に選考を進めている。dinfoに丸投げして、ノミネート作品の一覧は(一応)紹介済みだが、今回はその中で長編部門の作品について。タイトルだけじゃどんな内...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (5)

ちょっと間が空いてしまった、ヴリション編の後編である。いよいよプリオール波動発射!もとい発信と、テルムの女帝誕生秘話……なのだが。ハヤカワ版:(p183)科学者は宙航士たちに、感動的な感謝の言葉を述べた。原文:Der Wissenschaf...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (4)

結局、1回でおさめるには不適当な分量になりそうなので、ヴリション編も前後編で。今回は、人類III を含む前半……ソティウルによる計画説明会のくだりまで。ハヤカワ版:(p161)「それはわからない」と、ドブラク。「ただ、テルムの女帝は、強力な...
ハヤカワ版

テル女:用語チェック (2)

過去III・ヴリション編の照合に移る前に、用語チェックの第2回を。人名とかは、わざとちがう読みにしているものもある。自分なりの理由はあるが、それはそれ、適当に読み流してかまわない。■人物ヴリション Vlissionフョルト Fyoltドラシ...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (3)

さて、3回目はカラジアン編の最終回、アーカイヴ操作センターのドンパチ・シーンである。データの「吸出し」がすべて「受信」になっていたりするが、そのへんはさておいて。原文と内容にゴッドハンドな隔たりがあるのを2箇所ほど。あとはついでである。ハヤ...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (2)

で、今回、いちばん泣けた誤訳である。ハヤカワ版:(p150)「生きのこる者はいるかもしれないが、あてにはできないだろう。いや、宇宙と、そこに生きる人々に遺産を託すことはできない。われわれの知識をうけつぐ者は、そこに内包されている危険に対する...
ハヤカワ版

テル女:誤訳チェック (1)

ヴリション編、ざっと見たところでは、重大な誤訳といえるものはなさそうだ。細かいとこは、まあいっぱいあるのだが……後半はまとめてざっとアップする形になるかもしれない。とりあえず今回は、カラジアン編のなかでも、なんでそーなるの、というヤツだけピ...