平和を愛するトラック野郎ども
Friedensfahrer/平和ドライバー
いや、個人的にもこの訳語あんまり好きじゃないんだけどね……「平和のねじ回し」みたいに見えるし(笑) サイクル名としては「網を歩む者」「第六使徒」以来の無理やり訳なのは承知のうえ ...
庶子認知部屋とかやると全然ちがうもの(笑)
Filiationskammer/支体房
Heyne社から出ているローダン・ペーパーバック・シリーズ『赤い宇宙の帝国』にて登場する、一風変わったクローニング装置。複製はオリジナルとリンク状態にあって、その経験がオリジナルに ...
新サイクル:星屑星系の伝説
2500話からの新サイクルの名称が〈スターダスト〉であることが、2/5付け公式サイトのログブーフにて告知された。また、同日更新されたニュース記事内の写真から、ロベルト・フェルトホフが執筆する2500話のタイトルが『彼方の地(Die f ...
わかっちゃいたけど、サー
351巻には、どんな訳になるか楽しみにしていた文章があった。
今後《ソル》が登場する限りつきあっていくことになるはずの、セネカの口癖である。
■p52
ハヤカワ版:
「それなら知っています、サー ...
訃報:エルンスト・ヴルチェク
元ローダン・シリーズ草案作家であったヴルチェクが、4月22日(火)、急性心筋梗塞で亡くなったとのこと。享年67歳。
エルンスト・ヴルチェク(Ernst Vlcek)
1941.1.9 – 2008.4. ...
消えた特殊能力
最近のハヤカワ訳は、訳者(ないし編者)の主観がバリバリで、原文の意味が伝わっていないことが多い。前回の“付帯意識”はその典型だが、小さなところでは、以下のようなものもある。
■256p
ハヤカワ版:
...
素朴な疑問
――ところで、グラウンツァーって何頭いたんだっけ?
発端は、素朴な疑問だった。
頬杖ついて、やる気なさそーにアトランが耳を傾けていたのが171頭めで……と、本来、読了したばかりでおぼえていてしかるべき私に、懇切丁寧 ...
宇宙駅のヒ・ミ・ツ
新訳者・若松宣子氏担当の341巻『生まれざる者の恐怖』が刊行された。ケストナーの『飛ぶ教室』新訳等で活躍されている方である。正直、畑ちがいなんではなかろーかと思わないでもなかったが、あとがきを拝見して、多少得心がいった。今後のご発展を ...
コウモリは飛んでいく
Fledermaus/コウモリ
Feuerflieger/ファイアフライ(螢)、消火飛行艇
ハヤカワ版339巻『3460年のゼウス』にて登場した種族、ムシーラー(Mucierer)。Cはサ行で確定なのかとか、昨今“ ...
人事を尽くして待つものは?
Der Mensch denkt, Gott lenkt./
【諺】人事を尽くして天命を待つ (人は考え、神は導く)
前項・尋問編のイルミナのセリフ、ハヤカワ訳は明らかにこの諺を意識しているので、一応取りあげておく ...