フルロックの聖域 -2- 前編
すでにお腹いっぱいな気もするが第2章……。
■23p
ハヤカワ版:
涙滴型の搭載艇に、
原文:
auf das eiförmige Beiboot
試訳:
卵形の ...
フルロックの聖域 -1-
ハヤカワ版:(p10)
「どうしたのだ?」★
原文:
“Man sollte Ihnen verbieten, unsere Sprache zu benutzen”, sagte ...
318巻『フルロックの聖域』読了
ハヤカワ版318巻『フルロックの聖域』を読了した。著者は前半「フルロックの聖域」がウィリアム・フォルツ、後半「レイチャの後継者」がH.G.フランシス。訳者はそれぞれ増田久美子氏、青山茜氏。
前半は、ユーロクのトリトレーアか ...
だってわたしは異人だもの
ハヤカワ版:
「ヤアンツァルを滅ぼせばよいのだ」と、つぶやく。もちろん、許されることではないし、不可能だとわかっていたが……しかし、いい考えである。自分は帰り道を捜して迷いこんだ、よそ者にすぎないのだから。
原文: ...
禍転じて……はポジティブ?
aus der Not eine Tugend machen/
試訳:怪我の功名
上述の熟語は諺で、「禍転じて福と成す」が通例。ちゃんと普通の独和辞典にも載っている。困窮から長所を作り出す、というのが直訳。 ...
銀本92巻『《モドゥル》』
ハードカバー版で進行中のアフィリア・サイクルもいよいよ佳境。11月刊行の92巻『モドゥル』では、失われた地球を捜す《ソル》のローダンたちが、超知性体間の戦争にまきこまれる。
星のメイルストロームの転送特異点に消えたテラとメダイ ...
カール・M・アルマー「楽園の灰」
送ればせながら、本年のドイツSF大賞短篇部門を受賞したカール・ミハエル・アルマー「楽園の灰」(Die Asche des Paradieses)を改めて紹介したい。
カール・ミハエル・アルマー(Karl Michael A ...
肉だか草だか
Und alles Fleisch, es ist wie Gras./
そして人は皆、草のようである。
Vergib mir. Und alles Fleisch, es ist wie Gras./
わたし ...
天井桟敷の秘密結社
(die) Loge/
秘密結社
ジャンルによって単語の持つ意味は思いもよらぬほど変化する。辞書の用例、上の方に載っているものが正しいとは限らない。いい例が動詞 ausschalten。回路(Schaltung)を ...
よろめく蛇のように手足を
verschlungen und verschmolzen/
試訳:くんずほぐれつ
手っ取り早く外国語を学ぶにはポルノを読むといい、と最初に言ったのは誰だろうか。けだし至言だ。ご家庭にヴィデオが普及したのもレンタル ...