ローダン宇宙の過去年表

ハヤカワ版から見た未来だけでなく、過去の部分でもネタバレに相当する部分も多いので、閲覧の際は留意されたし。

年代 できごと        
BC 2000万年 ファリスケ=エリゴン銀河(後の銀河系)に、魂略取活動中のティウフォル種族が襲来。銀河種族連合〈法典〉は多大な被害を被る。複数の惑星が未来へと転送される。
ティウフォル艦隊の一部は、《アトランク》と《ラス・ツバイ》のシンクロニー通過で発生した〈時裂〉を抜けてNGZ1517年の銀河系へ。残りの大半はラルハトーン銀河へ向かう。残留した少数はアトプの裁判官マタン・アダルに殲滅される。
       
超知性体アルケティムがファリスケ=エリゴンに飛来。惑星オアゴニルを中心に力の集合体を形成、平和な治世をおこなう。        
(数万年後) アルケティム、タレ=シャルム銀河に生成された〈負の球体〉を反転させる超知性体同盟に参加。企ては成功するも、致命傷を負ったアルケティムは無名の黄色恒星を墓所に選び、息絶える(後の恒星ソル、6Dジュエルの起源)。        
BC 1848万年 コリデック種族が精神化し、巨大な半物質の〈蝶〉を形成。        
BC 1841万年 セガフレンドー銀河アウロッホ=マクソ星系で、コリデックの蝶と、やはり半物質の知性ある胞子雲ソルルモが統合。超知性体エスタルトゥが誕生。        
BC 1800万年 エスタルトゥ、ヘリオートスの誘いをうけてヘスプ・グラケンに絶対真空の場〈夜〉を創造する(第二のトレゴン)。セガフレンドーは〈力の真空〉状態に。        
超知性体ク・ウーガル配下のムンデーン種族がセガフレンドーに侵攻。アンカーであるキュム=ジョリアー蝶と草父の多くが死滅し、エスタルトゥは敗北。        
〈超知性体のゆりかご〉インシャラムにおいて、草父アリステスの挿し木、最後のキュム=ジョリアーの卵、《ソル》のカーライト船殻のエネルギー、〈それ〉のエッセンスを宿した繭から、新たな精神存在〈放浪者〉が誕生。(時間ループの開始)        
(15万年後) 〈放浪者〉、アマンドゥル銀河(旧ファリスケ=エリゴン)に到達。ある6次元性力場(6Dジュエル)を有する星系の惑星タラン(後のレムール/テラ)を仮の宿りとする。        
BC 1400万年 〈放浪者〉、ラクサロン(炉座銀河)のヴォジャル人の協力を得て超知性体に進化を果たす(→〈それ〉)。ヴォジャル人の母星アムブルを分割し、超楕円軌道を描く人工惑星を設置(後のワンダラー)。        
エスタルトゥ要素が自らの起源(コリデック、ソルルモ)を探る旅路で惑星アンスリアに発祥する知性体と接触。環状銀河はエイリスで結ばれた〈それ〉の遠隔領地となる(後のアンスレスタ銀河)。        
BC 1100万年 超知性体セト・アポフィス誕生。放浪するプシオン場トリイクレ=9を意識片貯蔵庫として利用(→フロストルービン)。        
BC 1000万年 ヘリオートスがワンダラーを訪問し、トレゴン構想を語る。
〈それ〉中のエスタルトゥ由来の部分がトレゴンを拒絶し、分離する。エスタルトゥ(第二期)の誕生。
       
  〈アムリンガル公会議〉開催。        
  8万年続くハイパーインピーダンス(超空間のハイパー物理学的抵抗)の上昇。
アンスリアナーによるポリポート網建造。
ヴァトロックスの〈周波王国〉の伸張と冬眠。
       
BC 700万年 コスモクラート、深淵の騎士団の亜種である〈ジャモンディの守護団〉をアマンドゥルに創設。        
守護団はまもなくコスモクラートと訣別。〈それ〉によるパラゴン十字架と〈歩哨〉の創造により組織は継続。        
キリンガル銀河(小マゼラン星雲)出身の種族キブがアマンドゥルに侵攻。守護団による防衛戦争。        
超知性体ストロウワンのアマンドゥル侵攻。千年戦争のはじまり。        
〈ストロウワンのパラドックス〉。ストロウワンは自滅し、その勢力圏では新しい超知性体ニサールの誕生にいたる。        
発狂したノクターン柱とシンクロした守護者ゴン=オルボンの裏切り。        
アマンドゥル、アムリンガル、キリンガルの16の星団を超空間繭に封印(ジャモンディの星海)。守護団の終焉。        
BC 330万年 エランテルノーレ銀河近傍で大戦。秩序・混沌両陣営が物質の泉ゴウルデルと物質の沼ジャルミタラを当該宙域に投入する。コスモファブリ、カオテンダーを含む双方多大な損害を被る。
カオテンダー《ゼンタファー37》の建造開始。
       
BC 300万年 ヴ・アウペルティアの枝種族エスククエルとヴィペルト人が統合、〈アマレナ〉を称する。複数の銀河のブラックホールを結ぶ〈星の暗黒回廊〉を建造。        
BC 280万年 深淵の騎士団創設にからむドムラト聖堂の設置に端を発する秩序と混沌の抗争でコハゲン=パスメレイクス銀河が破壊される。        
惨状を目撃した隣接銀河ポーリガのクロゼイル種族摂政王子サマホはコスモファブリの力に魅せられ、おのが種族を虐殺。全ポテンシャルを結集したトル・サマホとしてコスモクラートの招集に応じ、コスモファブリ《マテリア》のあるじとなる。        
BC 250万年 ハトルジャン銀河(後のアンドロメダ)でハトル人が繁栄。        
BC 220万年 ハトルジャンにフロストルービンが到来、多大な被害をもたらす。
調査の際に殉職したポルレイターの意識が現住種と融合。構造ランナー種族の系譜が誕生する(→パドラー、エラント人、クエリオン人)。
       
ポルレイターによるフロストルービンの封印。
ポルレイターの引退(→M-3)と、テラク・テラクジャンによるノルガン=テュア銀河ケスジャン聖堂設置と深淵の騎士団創設。
       
BC 200万年 ロボット文明に追われたシューワッシュ人が火星に、後にテラに入植。        
  アブルーセの脅威を前に、アレズムの種族アインディがパレズム(宇宙のこちら側)への扉を開く。
騎士クヴィドルによるタンクストゥーンラ同盟の結成とかみのけ座大空隙防衛。
騎士ペルマノッチによる火星防衛。
宇宙の表裏移動を防ぐ装置建造のため、マゼラン星雲でコスモクラートの工場《ゴンダラク》が稼働。
       
  星の暗黒回廊の始祖(アマレナ)、銀河系に隠遁(→アマゴルタ・ブラックホール)。        
BC 180万年 〈それ〉、コスモクラート・ティリュクから特殊細胞活性装置の適合者捜索の任をうける。        
〈それ〉、自身のネガティヴ要素を分離。〈反それ〉の誕生。        
BC 150万年 星喰らい〈スープラヘト〉、反物質宇宙より飛来。        
ハトルジャンのハトル人文明が衰退。        
BC 140万年 七強者の命をうけたオールドタイマー(クエリオン人)の一派がスープラヘト封印の任につく(バルコン人)。        
BC 120万年 セト・アポフィス支配下種族ガルベッシュによる銀河系侵攻を深淵の騎士アルマダンが撃退。〈施設〉やプロヴコン・ファウストの建造。        
BC 111万年 オールドタイマーによるスープラヘト封印。        
BC 110万年 強者バルディオクによる操作をうけた〈大群〉が銀河系に飛来。        
イポテラペ(セト・アポフィス)に懐柔されたサイエン種族による銀河系陣営内破壊工作。防衛システムの要である〈星の宝玉〉の盗難。        
BC 100万年 〈大群〉内部の抗争により、管理種族サイノスが銀河系に逃亡。        
バルディオク裁判。肉体を奪われた強者の脳はパルフェクス=パルに流刑となり、そこから後に超知性体〈バルディオク〉が誕生する。        
時間バリアにより生き延びたコハゲン=パスメレイクス銀河の難民が、かつてのポーリガ銀河に到達。キムバン人を中心とする彼らはそこを故地にならいドムラトと呼び、秩序にも混沌にも属さない〈ドムラト騎士団〉の統べる地とした        
BC 80万年 マイクロ宇宙よりヴァルガン人が銀河系に到来。        
シューワッシュ人の第二期文明。インコス・システムによる銀河間交通網。        
ハトル人の〈光の守護者〉活動を開始。        
BC 50万年 メーリル人、〈それ〉の委託でサシュパヌ銀河遠征。〈ゲショド〉誕生。        
(時期未詳) 〈それ〉、ファールンフェルト銀河(後のグルエルフィン)に移住したカピン種族に援助を試みるが、現住種族の大量殺戮にいたる。
虐殺を阻もうとしたカピンのアス人アルショラン、記憶抹消のうえで〈銀河系代官〉に。
       
BC 20万年 クヴィーネロッホ銀河で胞子船建造の任についていた強者アークトール、ローク種族の侵攻をうけ、ヒルドバーン銀河へ逃亡。        
カピンのタケル人、惑星ロトロン(後のテラ)で遺伝子実験。〈太陽の死の衛星〉建造。        
BC 16万年 時間遡行した《レイフ・エリクソン》、超知性体ヴァイアの死を目撃。難破した搭載巡洋艦《ジュルネ》の生存者は遺伝子実験の材料に(→理性の異端審問)。        
BC 10万年 アンドゥリー種族、エスタルトゥの庇護下を離れ、オレラナ星団へ移住(後の半空間シュプール・チェンジャー)。        
BC 9万年 アンドロメダの光の守護者、異連続体からの侵攻をうけほぼ壊滅。        
BC 8万年 M-87で〈けだもの〉が製造される。        
BC 7万年 叛乱を起こし敗走した〈けだもの〉の一派が大マゼラン雲に移住。後のウレプの誕生。        
BC 6万年 レムール文明の勃興。        
BC 52000 レヴィアン・パロンの時間遡行と〈箱船〉の建造。        
BC 50600 エスタルトゥ、ハンガイからの救難信号を受信。プテルスを十二銀河の管理者に任命し、タルカンへ向かう。        
BC 50000 セラロン・メロタの時間遡行と銀河中央恒星転送機の“発見”。        
ウレプによる銀河系侵攻。レムール=ハルト戦争は1000年続く。        
惑星ドロラー入植(後のアコン人)。        
カラホル銀河(後のアンドロメダ)へのレムール避難民流出。        
《ナルガ・サント》、メーコラーへ。ドリフェル管轄宙域のプシ定数上昇。        
クエリオン人ウィボルト、〈ネットウォーカー〉組織を創設。        
ヴァリオの時間罠による《クレストIII》の時間遡行。        
《ディノIII》の時間遡行と《オールド・マン》建造。        
BC 38000 ローリンに強制され、メカニカ人がポスビを製造。        
BC 35000 トオゴンドゥ文明の勃興。        
BC 28000 禁忌を犯したトオゴンドゥ種族、銀河系退去を命ぜられ、セヴコオリス銀河へ。        
BC 25600 アガイア・テティンによるルウム星系発見と、セラロン・メロタによる細胞活性装置の開発(→後の島の王)。        
BC 18000 アコン人によるウルドニル星団(後のM-13)入植と、中央戦争。植民者はアルコン人として独立し、ファルトゥ・ダ・ローネットは皇帝グワロン1世として即位。        
第4代皇帝ラグナーリ1世、〈それ〉とコンタクトする。        
ミロナ・テティン、島の王ファクターIに。        
BC 17000 銀河系中心部に起きたハイパー嵐が原因で、アルコンでは宇宙航行の途絶した〈アルカイック時代〉が数百年続く。        
BC 15000 ホザリウス朝の歴代アルコン皇帝は細胞シャワーを使用し、27代の皇帝は実質3名。        
BC 10000 ヴェガ系フェロルに不死者が訪れ、物質転送機を残す(銀河の謎)。        
BC 8070 メタン戦争勃発(~BC3900頃まで)。        
BC 8045 アトラン(マスカレン・ダ・ゴノツァル)誕生。        
BC 8040 異母弟オルバナショルIII世による皇帝ゴノツァルVII世暗殺と帝位簒奪。        
BC 8020 オルバナショルIII世失墜。アトランは水晶王子の地位に復権するも、帝位には父の異母弟ウポク(ゴノツァルVII世)をつかせる。        
BC 8006 アトラン、ラルサフ星系へ派遣される。        
BC 8005 ローダンの時間遡行とトルカイとの闘い(ローダン・アトランティス)。        
BC 8002 第一の活性装置適合者(アトラン)発見と装置の貸与。        
BC 8000
 
ドルーフ時間平面との接触でアトランティス水没。アルコン植民地は放棄される。
海底ドームで深層睡眠についたアトランは一定期間をおいて状況確認のため覚醒する一方で、ワンダラーから脱走したアンドロイド捕縛等、地球外からの介入を阻止する任を与えられることに。
       
次元エレベーター・プトール、大西洋に出現。        
BC 7600 島の王内部で叛乱の動き。6名が粛正される。        
BC 7000 イーストサイドにおける第二の三惑星系プロジェクトが失敗(後のテシャール星系)。        
  ノンッゴ、ヘリオートスの来訪をうけトレゴン第四種族に。        
BC 5772 アトランの時間遡行(トラヴェルサン・サイクル)。        
BC 5000 ヴィング人デメテル、地球に飛来。        
BC 4000 ロボット摂政の建造はじまる。        
BC 3918 摂政破壊のため、ローダンらの時間遡行。破壊は失敗(→エペトランによる安全システムA-1の追加)        
BC 2540 〈ライレの眼〉、クフ王のピラミッドに隠される。        
BC 1000 ノンッゴ、〈恒星蟲〉グァン・ア・ヴァーをチェアルス銀河の〈恒星金庫〉に封印。        
AD 1936 ペリー・ローダン誕生。        
           
           

2024/04/17 試験的に〈それ〉の力の集合体関連のみで公開。

Posted by psytoh