315巻『GOK出動!』読了
315巻『秘密臓器コマンド出動!』を読了。著者は前半「秘密臓器コマンド出動!」がエーヴェルス、後半「ユーロクの遺産」がダールトン。訳者はフリューゲルの田中栄一氏。
犯罪者のボディがそろそろやっかいになってきたローダン脳。半ば脳死状態のヘルタモシュの腹心の肉体へ移植手術をおこなうため、ひそかに惑星ヤアンツァルへ舞い戻るローダンを、サイナック・ハンター、ユーロクのトリトレーアが待ち受ける……敵方のGOK(秘密臓器コマンドと書くと、なぜか妙に生々しい)は確かに出動しているが、実際には噛ませ犬である。「ふっふっふ~敵がてごわいから狩りは楽し~♪」なトリトレーアが意外とおちゃめな前半。
一方の後半は、そのユーロク種族の遺産に銀河系の手がかりをもとめ、ナウパウムの禁断惑星に潜入するローダンの話。脳オデッセイ編後半でローダンをささえる友のひとり、ガイト・コールが登場する。……学者さんだったのか、こいつ(笑) ナウパウム銀河ならではの産廃(爆)のため、ローダンの探索は難航する。
さて、前回からひきつづきで申し訳ないが、トゥールト。15pに「ハンターはトゥールトだとの噂があります。」とあるが、この原文は「もっとも怖れられているのは捜索コマンドのハンター、トゥールトです。」である。55p、3章冒頭の文も「トリトレーアはトゥールト、ほとんど無制限の全権をもつハンターである。」だし、「トゥールトは別名ユーロクとも呼ばれる」は原文が「ユーロク」のみ。トゥールト=ハンターなのは確実なので、次回以降は訂正されることを期待したい。
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